お墓のQ&A

お墓についての悩み事やわからない事がある場合は、お墓に関するQ&A(よくある質問)や用語集をご覧ください。

お墓の基礎知識 ~素朴な疑問にお答えします~

お墓のQ&A

お問い合わせから完成まで、最短2ヶ月です。 お墓の建立には、霊園、石材店、寺院それぞれとのやりとりが必要になります。

お墓は比較的耐久性があるものですが、それでも長い年月の間には古くなったり、シミになったり欠けてしまったりするものです。お墓のリフォームとは、墓石を新しくすることだけではなく、クリーニングをしたり、欠けている部分の補修をすることも指します。
建てられた時期、墓石の材質、技法などによってリフォームする方法も変わります。

【こんなことができます】

  • お墓のクリーニング
  • 付属品・装飾品の追加・交換(香炉・花立・外柵・玉砂利)
  • ご先祖さまのお墓をひとつにまとめる(合祀)
  • 石碑を組み直し・欠けた墓石の補修
  • 文字部分の化粧直し
  • 彫刻の追加(戒名の追加・家紋の追加など)
  • 石塔の建て替え

お墓の継承者がいない場合*永代供養墓か、共同墓に入ることが考えられます。

【永代供養墓】 お墓の承継者がいなくても購入でき、寺院や霊園が永代にわたる供養・管理を約束してくれるお墓のことです。お子様がいらっしゃらないご夫婦など、将来的にご先祖お墓の継承者(供養者)がいなくなる場合、無縁墓となることは明らかですので、永代供養墓への*改葬や、「両家墓」を建てることが対策として考えられます。

【共同墓】 同じような境遇の人が会を作り、合祀墓に共に葬られます。供養は会員が行います。 実費で遺骨を引き取り、納骨まで行ってくれます

すでに埋葬してある遺骨を別のお墓に移動したり、お墓そのものを別の場所に移転することを「改葬」といいます。 改葬を行うためにはいくつか書類を集めたり、市区町村へ申請することになります。

火葬許可書や埋葬許可書なしでのご遺骨の移動は、法律上禁止されています。

>> 詳しくは「お墓の引っ越し」をご覧ください。

【お墓を建てるときに必要な費用】

1. 永代使用料(永代使用権の購入):購入時のみ支払い 「永代使用権を所有している」ことは、「土地 を所有する」ことではありません。 そのため、墓所は固定資産税の対象外となります。永代使用権の内容や制度はそれぞれの契約によって異なりますから、事前に契約内容を十分確認して下さい。

2. 管理費:毎年支払い 墓地にある施設の維持・管理(参道整備、水道設備、駐車場、緑地、墓地清掃)などに要する費用で、永代使用権を購入後は、墓石を立てていなくても毎年支払う必要があります。価格設定は、それぞれの墓地により異なります。

3. 墓石代:数十万から数千万円まで 墓石の本体・外柵代・工事費の3つが必要です。

【その他】

4. 開眼法要費用

5. 永代供養料(お墓を守る人がいない場合)

6. 周辺付属品・装飾品の購入費用 上記は一般的に最低限必要なものです。霊園、石材店によっては、墓地の費用から 墓石代までを含んだものや、付属品までを含んだものなどのリーズナブルな料金設定があります。必要とお好みに合ったものを選んでください。

お墓の建立には大きく分けて、生前に建てるパターンと死後に建てるパターンがあります。 このことからも分かるとおり、お墓を建てる時期は基本的に自由です。特に宗教的な制限はありません。最近では、「寿陵」といって、生前にお墓を建てるケースも増えてきています。死後に建てる場合も、納骨の期限は法律で定められていませんから、「いつまでにお墓を建てなければならない」という決まりはありません。

お墓を買ったり建てたりする時期は、遺族の方々の事情に合わせてじっくりお決めになってください。

独身の方で家墓に入らない場合など、個人でお好みのお墓を建てることが出来ます。 同様に夫婦が家墓の継承者でなく、子孫がいなかったりする場合は、夫婦墓を建てることがあります。

個人墓と同じように、夫婦で話し合って自由なスタイルのお墓を建てることができます。 しかし、夫婦墓も個人墓と同じように継承者の問題を抱えています。

自分たちが亡くなった後、そのお墓を誰が供養してくれるのかなど、先々のことも考慮しておきましょう。永代供養墓への改葬が対策として考えられます。

公的霊園(公営霊園)や民営霊園では、宗旨・宗派を問わず申し込みを受け付けていますので問題はありません。

お墓の永代使用権者が認めれば入れます。夫が先に亡くなってしまっても、承継者を内縁の妻とする意向を遺言に残しておけば問題ありません。

お墓の建つ向き(方位)は迷信のようなもので関係ありません。北向きのお墓は、石碑には正面から日が当たらず、敬遠されがちですが、 しかし現在の墓所は芝生公園のような明るいところが多く、問題はありません。また、現実に北向きのお墓も多く存在しています。

お墓の向きは「東南」(辰巳)が理想的であると言われてきましたが、それには特に理由なく、昔は墓地といえばお寺にあり、東南向き以外は日が当たらなかったので、このような考えが生まれたのでしょう。今日は公園墓地化して明るく開放的な場所に変わってきていますので、このような考え方はあまりなじまなくなってきています。 西向きのお墓は日当たりよりも西方浄土(日の沈む西の彼方には、極楽浄土の世界があると信じられている西方浄土の考え)に向いているので良いという方もおられます。

方角を気にかけるよりも、お気持ちをこめてご先祖様を数多く参拝することのほうが大切ではないでしょうか。

妻が夫の実家のお墓に入らなければならないという決まりはありません。夫婦が別々のお墓に入っても問題ありません。夫婦がそれぞれ自分の実家のお墓に入ることもできますし、実家のお墓とは別に新たに夫婦墓や個人墓を建てる方法もあります。また合祀墓や納骨堂にと云う方法もあります。お墓の継承者の承諾があれば、自分の実家のお墓に入ることも可能です。

いずれの方法を選ぶにしても、家族や親戚の理解が必要となりますのでよく話し合うことがたいせつです。

用語集

墓地を購入するときに出てくる言葉です。「墓地代」とも言うところもあります。

永代使用料を払って永代使用権(永代使用許可書)を取得します。永代使用料とはお墓となる土地を使用する権利を得るための費用です。一般によく言われる「土地を買う」のではなく、墓地の経営主体(霊園・寺院・公営墓地等)の永代使用権を取得する契約を結ぶことです。

不動産とは違って、所有するわけではなく売買はできません。改葬などにより管理側に権利を返還しても永代使用料は返金されませんし、永代使用権を転貸し、転売することもできません。

永代供養墓とは、お墓の承継者がいなくても、寺院や霊園が永代にわたる供養・管理を約束してくれるお墓のことで、生前に申込ができます。

広い納骨室に共同で骨壷を安置して使用する合葬式や、最初から遺骨を骨壷から出して土に還す合祀式や、一部を容器に入れて納め、残りを合祀する分骨式などがあります。

生前にお墓を建てることを寿陵墓と云います。寿陵はもともと、長寿を願う風習で、おめでたいもの。現在は、子供達に負担をかけたくないなどの理由から、生前に自分のお墓を建てる人が多くなっています。縁起の良い大変おめでたいお墓なのです。

遠くにあるお墓をいま住んでいる家の近くに持ってきたい場合、お墓の引越しを行うことができます。

お墓のお引越しは、埋葬した遺骨を他のお墓に移すことになります。これを「改葬」といい、所定の手続きが必要となります。

新墓石に魂を入れるのが開眼法要です。檀那寺か寺院に依頼して営みます。

お供え物は、塩洗米一握り程度、と海の幸(昆布、わかめ、ひじき等の海草類)山の幸(高野豆腐、しいたけ、栗、山の芋等)、里の幸(かんぴょう、ゆば、野菜、果実、菓子類)。お供え物は各地方で多少異なります。

開眼法要、納骨法要の手順は開眼納骨の手引きに詳しく書いていますので参考にして下さい。

都道府県や市町村自治体が管理・運営する墓地。

【特徴】

  • * 経営母体が他墓地より確実
  • * 使用料や管理料が安価
  • * 宗旨・宗派を問わない

お寺の敷地内にあり、その寺院が所有・管理しています。

【特徴】

  • * 立地条件がよい
  • * 葬儀や法要に便利
  • * 同じ宗旨宗派であることが多い
  • * お布施や寄付などを求める所もある

経営主体が公益法人の墓地や、寺院境内外に宗教法人が経営している墓地のこと。

  • * 数が多く選択肢に幅がある
  • * お墓のデザインなどの自由
  • * 宗旨・宗派を問わない
ページ先頭へ戻る